この記事では、野村総合研究所の採用情報などを紹介します。
コンサルタントを目指している就活生は日本を代表する民間総合シンクタンクなどとして知られる株式会社野村総合研究所(野村総研)に興味津々という半面、「学歴フィルターがあるのでは?」「就職するにはどうしたらいいの?」といった疑問を持っている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、野村総研の採用大学、求められる人物像などを解説していきます。
「野村総研に就職したいけれど、どんなことをアピールすれば良いのか分からない」と悩んでいる皆さんは、ぜひ参考にしてみてください。
国内最大級の民間総合シンクタンク・SI
野村総研は1965年に日本初の本格的な民間総合シンクタンクとして誕生し、日本で初めて商用コンピュータのビジネス利用を実現した野村コンピュータシステムと1988年に合併しましした。
現在は国内最大級の民間総合シンクタンク・システムインテグレーター(SI)として官民への戦略・ITコンサルティングのほか、金融ITソリューション、産業ITソリューション、IT基盤サービスを展開しています。
2022年3月期の連結売上高は6116億円で、売上高営業利益率は17.4%と業界内では群を抜く高さです。
数ある東証プライム上場企業の中でも、野村総研は就活生に高い人気を誇っています。
就活生に求められるのは「自立性豊かな挑戦心」
「未来創発」という企業理念を掲げている野村総研が望むのは、どのような人物像なのでしょうか?
公式サイトの採用情報には、次のような人事部長のメッセージが掲載されています。
「NRI(野村総研)が求めている人財は、単に顧客企業に戦略を提案するだけのコンサルタント、顧客に指示された通りにシステムを設計し構築できるだけのエンジニアではありません。顧客企業の真のパートナーとしてその変革を担い、新しい社会価値を創出できるプロフェッショナルです。プロフェッショナルになるために必要な要素は2つです。何事にも挑戦し続ける強い意志、そして自ら考え自ら目標を立てて行動する自立性です。自身がどの分野の専門性を磨き、どのようなプロフェッショナルとしてのキャリアを目指すのかをしっかり考え、目標意識をもってほしいと思っています」
野村総研が求めているのは「指示されたことをそつなくこなせる」という優秀さではなく、自ら考えて行動できる人物像であることが分かります。メッセージは、さらに続きます。
「私たちは、採用活動を、雇用する側から学生の皆さんを選別する活動とは位置付けていません。学生の皆さん一人ひとりとじっくり対話する中から、皆さんが本当にやりたいことを探り当て、皆さんが自己実現する上でNRIが本当に相応しい場なのかを一緒に考える活動だと思っています。我々と同じ想いを持ち、邁進できる人は躊躇せずNRIの門をたたいてください」
就活生に必要なのは知識やスキルだけではなく、野村総研で「未来創発」を体現するというチャレンジングな志であると言えるでしょう。
学歴フィルターは存在しない
就職サイトなどの情報によると、野村総研は国公立、私立の大学院・大学から毎年300~400人を採用しており、文系・理系の垣根はありません。
採用実績には地方の大学院・大学も含まれていることから、
学歴フィルターは見当たらないと言えるでしょう。
野村総研の公式サイトの採用情報のページを見ると、2024年3月卒の総合職は「経営コンサルタント」「アプリケーションエンジニア」「テクニカルエンジニア」「セキュリティスペシャリスト」「経理スペシャリスト」を募集しており、エリア総合職として札幌・福岡勤務のシステムエンジニアも募っています。
公式サイトに掲載されている応募資格は2024年3月までに国内外の4年制大学を卒業見込み、または大学院を修了見込みの人で、全学部/全学科です。
さらに、4年制大学卒業と同様の資格を取得できる人や卒業後3年以内の人にも門戸が開かれています。
キャリアフィールドの選択がカギ
野村総研の2024年度採用スケジュールのアウトラインは、採用情報ページで「新規登録」し、専用のIDとパスワードを発行してもらうことから始まります。
募集対象の職種から希望の「キャリアフィールド(専門分野)」を選択し、マイページでキャリアエントリーシートを提出すると正式応募の完了です。
その後、適正検査を受検し、キャリアエントリーシートと適性検査結果による書類選考に進みます。
書類選考の合格者に対しては書類の中身をさらに深掘りし、野村総研とのマッチングを確認していく面接を行って内定者が決まる流れです。
正式応募は年間を通して1回のみのため、キャリアフィールドはNRIセミナーなどを通してよく検討した上で決める必要があります。
「未来創発」の企業理念に共感するならぜひ!
さて、ここまで野村総研の採用情報や求められる人物像などを紹介してきました。
人事部長のメッセージはもちろん、首都圏の有名大学などに限らない採用実績校の幅広さを見ても、
強い自立性を忘れず新たな仕事に挑戦する資質が期待されているようです。
「未来創発」の企業理念に共感し、自らの挑戦心を存分に発揮したい人は、野村総研での活躍を目指してみてください。