この記事では日本の総合エレクトロニクスメーカー、富士通株式会社への転職について紹介します。
富士通はITサービス提供企業として国内シェア1位を誇る企業なので、実際に転職するのは難しいと考えてしまいがちですよね?
でも、富士通が力を入れているさまざまな事業について知り、どんな能力を持つ人材をどのくらい必要としているかを理解すれば、そんな悩みを解消できますし、中途採用を叶える近道にもなります。
富士通で働きたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
世界100カ国以上で展開する総合ITベンダー
富士通ブランドと言えばパソコンやタブレット、あるいはエアコンをはじめとする家電製品のハードウェアが有名でしょう。
世界トップクラスの性能を誇る日本のスーパーコンピューター「富岳」の主要ベンダーとしても知られています。
テクノロジーソリューション、ユビキタス(偏在)ソリューション、デバイスソリューションの各事業を幅柱に、通信システムや情報処理システム、電子デバイスの製造・販売と関連するサービスを提供。
総合ITベンダーとして課題解決のソリューションを供給している業種は製造や流通、金融、官公庁、ヘルスケア、文教など多岐に渡ります。
世界100カ国以上でビジネスを展開するグローバル企業で、
2021年度連結の従業員数は12万4000人余り。
3246億円もの資本金を誇り、売上収益は3兆5868億円に上ります。
地球規模のサステナビリティ実現が目標
テクノロジーを活用してビジネスや社会の変革を目指す
富士通が未来に向けて力を入れているのが、5つのキーテクノロジーです。
これらは
- コンピューティング技術
- 5Gネットワーク
- AI(人工知能)
- データ&セキュリティ
- コンバージングテクノロジー(デジタル技術と人文科学の知見を融合した技術)
に分けられますが、全てのテクノロジーに共通する目的は業種の垣根を超えて企業をつなぎ、それぞれの強みを大きな力に変えながら地域や社会をより良いものにしていくサステナブルな世界の実現です。
環境やウェルビーイング、経済成長に良いインパクトを与える地球規模のサスティナビリティ・トランスフォーメーションを推進するビジョンを具体的に打ち出しているのは、他のIT企業と一線を画している要素と言えるでしょう。
2021年10月には、社会課題の解決への貢献と富士通自身の持続的な成長の両立を目指す新事業ブランド「Fujitsu Uvance」を立ち上げました。
2023年度のキャリア採用は800人以上
富士通が2023年3月1日に発表した
2023年度の「キャリア採用」は計画数を定めない800人以上の規模で、さらに拡充される見通しです。
2022年度の採用実績見込みは750人だったことから、増加傾向にあることが分かります。
キャリア採用では専門性や経験を持つ多様な即戦力人材に加え、経験を積んでいる最中であっても挑戦への高い意欲と仕事の適性が見込まれる人材にスキルアップの機会を提供する方針です。
また、職責や個人の専門性に応じて個別の報酬設定を含む適切な処遇で迎え入れることも明示しています。
富士通への転職を検討する場合は、
キャリアとメールアドレスを登録しておけば会社情報や適したポジションなどの情報を受け取れる「キャリアコミュニティ制度」を活用する手もあります。
社員の平均年収は700万円超
エン・ジャパンの企業口コミサービスによると、会社評価に回答した富士通の
社員の平均年収は722万円(平均年齢38歳)です。
残業時間(月間)は35時間で、年収・給与や勤務時間、職場の人間関係については70%以上、休日・休暇は80%以上の人が満足しています。
では、実際の口コミを見てみましょう。
賞与
支給月は6月と12月。ここ3年の支給額は6カ月以上となっている
企業カルチャー・社風
自由闊達で個人が自立した考えや行動が求められる。部署変更にも公募ポスティングだけでなくFA制度もあり、求められるタレントに合致していればいろいろな仕事にチャレンジできる
福利厚生
年間で2万円分、健康や学習など一定の利用目的の範囲で支給される福利厚生ポイントがある。以前は次の年に繰り越せなかったが、コロナ禍の影響か1年間繰り越せるようになった
日本を代表するグローバル企業のひとつとあって、待遇面などに関しては好意的な評価が多数に上っています。
経営基盤の強さや知名度の高さと併せ、転職先の候補としては申し分ないでしょう。
参考:
富士通の会社の評判・口コミ|転職・就職の採用企業調査はライトハウス
挑戦への意欲と適性があればチャンスも
ここまで、富士通への転職について紹介してきました。
キャリア採用の人数は増加傾向で、高い専門性を持ち合わせていなかったとしても挑戦への意欲と適性さえあれば受け入れられる場合があるようです。
環境や社会、経済のサステナビリティ実現という未知のテーマの解決策を見いだすための想像力と情熱を発揮することが求められていることをしっかり理解し、自身のキャリアを最大限に活かせるようにしましょう。