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転職したいけどスキルがない?30代でも遅くない!

転職したいけどスキルがない?30代でも遅くない!

この記事では30代の転職活動について紹介します。

30代と言えば、社会人になって10年前後。

気付いてみると「自分の能力が正しく評価されていない」「この仕事を一生続ける自信がない」などと感じ、「手遅れになる前に転職したい」と焦りを感じている30代の方は多いのではないでしょうか?

しかし、「仕事の能力をアピールできるスキルがないので転職できるかどうか不安」という気持ちが強ければ、「我慢をして今の職場にいた方がいい」と転職活動に腰が引けてしまうかもしれません。
 
そんな悩みを解決するのが、30代が転職するためにやるべきことの知識です。
自分のスキルが気になっている人は、ぜひ参考にしてみてください。

 
 
 

30代の転職は高いスキルが必要?

キャリアアップ
株式会社ビズヒッツが30代で転職を経験した203人を対象に実施した意識調査(2021年1月公表)によると、「30代の転職で失敗したこと」(複数回答可)の3位は「20代のうちに転職すればよかった」(18人)でした。
 
年齢を重ねるほど高いスキルや経験を求められるようになる中、回答者からは「30代は20代より企業の目が厳しいので、もう少し早く転職しておけばよかった」「30代半ばという年齢のハンデは想像を超えていた」といった声が寄せられています。
 
また、5位は「資格取得・スキルアップしておけばよかった」(12人)でした。

調査では「実用的な資格がなく、自分を売り込むアピールができずに苦戦した」「年齢的にも、特殊なPCスキルを持っている方が優先的に採用されていた」といったコメントが見られ、その仕事に必要な資格やスキルを持っていれば採用に有利に働くのは確かであることが分かります。
 
参考:30代の転職理由と転職で失敗したことランキング!男女203人アンケート調査|Biz Hitsのプレスリリース
 
 
 

転職は30代でも遅くない

棒グラフ
よほど自信のある資格やスキルを持っていなければ、「そもそも30代の転職は手遅れなのではないか?」と考えてしまうかもしれません。

しかし、求人情報・転職サイトdodaの調査では、転職成功者の平均年齢は年々上昇しており、2022年の平均年齢は32.2歳というデータがあります。
 
また、転職成功者の年代別割合は30代が36.4%を占め、3人に1人以上が30代です。
35歳以上の転職成功率も26.7%と、4人に1人の割合を超えています。

 
また、新型コロナウイルスの収束に伴い企業の業績が回復傾向にある中、dodaでは2023年上半期の転職市場全体で若手・ベテランともに求人が増えると予測。

人材育成に費やす時間やコストを省けるという意味でも、リーダーやマネジメント能力が備わった人材が重宝されるとしています。

30代はまさにリーダーや管理職など社内のスタッフをマネジメントする立場になる人が増える年代で、中途採用で即戦力が求められています。
 
転職サイトのリクナビNEXTの調査でも、係長やチームリーダーといった中堅クラスに対しては「職場の課題を解決する力」「自らの考えを発信し、周囲を動かす力」「後輩を指導・育成する力」が重視されていることが分かります。
 
ただ、こうした能力は組織の一員として長年活躍してきた人であれば、何も特別なものではないでしょう。
日々の仕事で自然に取り組んできたことであっても、優れた経験やスキルとして評価されることは十分あり得ます。

 
参考:転職成功者の平均年齢調査【最新版】転職するなら何歳まで?年代別の転職活動のポイントは? |転職ならdoda(デューダ) 転職市場予測2023上半期【doda編集長とキャリアアドバイザーが動向を解説】 |転職ならdoda(デューダ) 【年代別】転職で重視される能力とスキルは?
 
 
 

ポータブルスキルを活かせることもある

成功
長年の経験をスキルと考えるなら、これまでと同じ業種・職種の転職先を探す方が有利かもしれません。
 
例えば、営業職の経験者なら対人の交渉力やヒアリング力、コミュニケーション力が身についているでしょうし、事務職として働いてきた人であれば作業の正確性や分析力などが磨かれているはずです。

汎用的で「ポータブルスキル」と呼ばれるこれらのスキルは専門的ではないように感じるかもしれませんが、どんな業界や職種でも普遍的に活用できるものです。

 
もちろん、転職を通して未経験の仕事に挑戦したいという場合も役に立つため、今までの職歴を振り返って「自分の強みは何なのか?」をじっくりと洗い出してみましょう。
 
資格のような専門的なスキルは持っていないとしても、時間をかけて積み上げてきたキャリアを活かすことができます。
 
 
 

未経験分野への挑戦も不可能ではない

空見
30代ともなれば家庭を持っている人も多いことから、20代のように夢や希望、挑戦心だけで転職活動をするというわけにもいきません。

転職先で新入社員のポジションからやり直すとなれば、それまでと比べて収入が下がってしまうリスクも考えなければならないでしょう。

 
とは言え、30代後半ともなれば、自身が勤める企業・業界の将来性や現実的なキャリアアップの道筋のようなものが見えてくる頃です。

リスクも含めた判断材料を加味しながら理想を叶えるためには「自分は本当に何がしたいのか?」「強みを生かせるのか?」を明確にし、次の行動につなげなければなりません。
 
これからの伸び代に重きが置かれる20代と比べれば求められることも多く、転職活動は難しさを増しますが、社会人としての経験を重ねてきたからこそ身についたスキルをしっかりアピールできれば未経験の分野に挑戦するのも決して不可能ではないのです。

 
 

自分の「得意」「やりたいこと」ができる転職先を見つけよう

仕事探し
さて、ここまで30代の転職に必要なことを紹介してきました。

20代のときより求められる経験・スキルは増えますが、「専門的な資格などない」と嘆く必要はありません。
企業の中堅を担う人材として、意識しないうちにさまざまな能力を身につけている人は多いはずです。

 
「自分はどんな経験があり、何が得意なのか?」「将来はどんな企業で、どんな仕事をして活躍したいのか?」を明確にして、自らのキャリアデザインにマッチする転職先を見つけましょう。

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