> >

新卒で日産自動車に就職したい方必見!日産に就職したいなら”院卒”は逆に不利?

新卒で日産自動車に就職したい方必見!日産に就職したいなら”院卒”は逆に不利?

この記事は、

 
「自動車業界への就職を目指している学生」を対象に、日産自動車を例に取り上げ、
 
 
  • 新卒採用事情や募集要項
  • 職種
  • 実際に働いている社員の口コミ評判
 
 
をまとめております。

 
また、日産自動車ではマイノリティへの採用も積極的に行っているので、「多様性と就職」に焦点を当てながら、高い採用倍率を勝ち抜く秘訣をまとめた他メディアとはひと味違う魅力について考察しました。

 
 
  • 自動車業界への就職のために情報収集や企業同士の比較検討がしたい
  • 日産自動車の就職や企業分析をまとめた記事を探している
  • マイノリティ採用に取り組んでいる企業について知りたい
 
 
上記目的で情報を探している方には是非ご一読いただきたいです。

 
 
 

難易度や倍率だけではない「自動車業界」への就職の魅力とは?

2024年1月12日から開催された「東京オートサロン2024」(千葉県・幕張メッセ)では、学生たちが手がけたカスタマイズカーがいくつも展示された。なかでも、日産グループである学校法人日産学園 日産・自動車大学校の学生が制作したクルマに注目! 引用元:https://www.gqjapan.jp/article/20240113-nissan-elgland-glassier-news
 
上記は、メンズファッション誌「GO JAPAN」公式サイトにて2024年1月に配信された記事を一部引用したものです。記事内には、イベント概要のほか、将来自動車業界への就職を希望する学生らの様子が記載されています。

 
 
自動車学校とは、整備士やデザイナーの養成学校。私立もあれば、自動車メーカーが直接かかわっているところも。たとえば日産・自動車大学校だ。
メーカー校を謳う日産・自動車大学校は、今回とりあげる京都校をはじめ、栃木、横浜、愛知、愛媛の計5校。クルマを仕事にしたいと考える卒業生は、日産自動車関連企業をはじめ就職率100%なのだそう。
 
 
自動車業界への就職率100%を叩き出す自動車学校を運営するのは、日本でも有数の自動車メーカー「日産自動車」です。記事から推測するに、日産自動車では学生への教育のほか、恐らく新卒採用にも相当力を入れているのではないでしょうか?
 
 

自動車業界への就職の魅力を日産自動車から考える

広い実習場や豊富な実習車、カーエンジニアになるための多彩なコースを提供。日産独自開発の教育ツールを活用しての授業や最新の「電気自動車(EV)」を使っての実習などを通じてクルマの最先端を学ぶことができます。 引用元:https://www.nissan-gakuen.ac.jp/strength.html
 
 
上記は、日産自動車大学公式サイト内に記載された「日産で学べる強み」から一部引用したものです。最先端の技術を学生に惜しみなく提供する日産では、恐らく現場でも技術力の高い職人たちが数多く活躍しているのでは?

 
実際のところ、日産自動車ではどのような職種が存在し、現場ではどのような技術が求められているのか、知りたい学生は多いでしょうから、以下にまとめてみました。

 
 

日産自動車の職種から「自分が就職した後の働き方のイメージ」を膨らませよう!

日産自動車の職種は大きく分けて

 
 
  • 事務職
  • 技術職
 
 
のふたつです。

 
具体的には、事務職と技術職を両方担う購買、事務職に当たるマーケティングや人事など、日産自動車の屋台骨を支えつつ事業を拡大させる役割を担う業務のほか、R&Dや生産技術開発、システムイノベーションといった、海外でも通用する技術開発に特化した事業を幅広く展開しております。

 
 
 

日産社員の口コミ評判について 入社後は職場環境にギャップを感じる社員急増?

例えば購買の場合、「サプライヤーと交渉する役割」を担っています。サプライヤー(supplier)は「製品の部品を供給する人」を意味し、ビジネス界では仕入れ先や納品業者といった「製品の製造に必要な部品などを求める相手に供給する企業や人、国」を指します。
参考本:http://tinyurl.com/ypbo6nny
 
更に、新車開発~生産終了までサプライヤーとの交渉を担当する「バイヤー職(購買)」、製品の部品品質の向上や技術支援を行う「グローバルサプライヤクオリティディベロップメント(技術職)」などが業務内容になります。

 
特筆すべきは、「品質、価格、供給、開発能力、経営、持続可能性、リスクマネジメント」これらの目標を達成するだけではなく、価格の競争力のみにこだわらず社会的責任を果たしているか、といった多角的な面で評価しなければならないなど、客観的な自己評価能力が必要とされる点です。
 
次にR&Dについてですが、公式サイトの説明によると、

 
 
日産自動車のコーポレートパーパス「人々の生活を豊かに。イノベーションをドライブし続ける。」を実現するために新たな価値を創造し、革新的で先進的な技術開発を加速していきます。
引用元:https://www.nissanmotor.jobs/japan/NE/about/job02.html
 
 
……と言っても、正直なんのことだかさっぱり分かりません。説明文を読んでみたとて、専門用語の羅列に頭が追いつきませんでした。
そこで、実際にR&Dを担う日産社員のコメントを読んだほうが早いと考え、公式サイトを確認してみました。

 
 

グローバルな職場の「やりがい」「年収・評価」「入社後のギャップ」を調査 マイノリティ採用はどうしてる?

現在は軽EVプロジェクトの部品主担当として、充電ポートの開発に携わっています。充電関連部品は自動車の中でも比較的新しく、他の部品ほど仕様が固まっていないため、市場からのフィードバックや設計者の意向を製品に織り込みやすいことにやりがいを感じています。 (中略)
もちろん安全基準をクリアしていることは前提で、お客様に心理的な不安を与えない工夫も追求しています。また、利用するお客様が使いやすい位置に配置することも重要で、どんな駐車方法でも利便性が感じられる配置である必要があります。
引用元:https://www.nissanmotor.jobs/japan/NE/interview/horiuchi.html
 
「先進的な技術開発」である電気自動車開発に不可欠な充電ポート開発に携わるというのは、一見地味ですが、エネルギー政策において将来的に非常に重要な要素となるのは間違いないでしょう。そう考えると、市場からのフィードバック、特に消費者の安全性や利便性への配慮、技術力だけではなく先方の希望を汲み取れる柔軟さも必要とされるのでは。

 
とはいえ、「電気自動車開発」とひと言に言っても、上記した充電ポート開発のように、必要な業務や技術は多岐にわたり、その分、評価基準の微妙な変化や、人によっては事前説明と現場との大きなギャップを感じるかもしれません。

 
そこで、「やりがい」「年収・評価」「入社後のギャップ」を基準に、実際に働いている社員の口コミ評判を次で確認していきます。

 
 

日産社員の「やりがい」口コミ評判

将来の車のモデルなどを見る機会があり、その点は楽しい。モチベーションも上がる。
引用元:https://jobtalk.jp/companies/2511/answers/6620109
 
 
ADAS機能の開発は、自動車のニーズが増加する昨今の社会においてやりがいを感じられます。自分がしていることが将来ドライバーの命を救うことになるかもしれないと思うと、おのずとやる気が出ます。自動運転などにも力を入れているため、最先端技術の発展と応用を目の当たりにできるということもたのしみの1つだと思います。
引用元:https://jobtalk.jp/companies/2511/answers/6128367
 
 
グローバルに働けると言う点では非常にやりがいもあって面白かったり
引用元:https://jobtalk.jp/companies/2511/answers/5949974
 
 

日産社員の「年収・評価」口コミ評判

男性(30代前半、正社員、機械の実装設計、年収650万)
安定している。成果によらず、安定した収入を得られる。
役職が一つ上がると年収が増える。
最初の昇給は、年次の壁があるので、いくら成果を出しても給与が上がらない。年次の壁を迎えるまでは頑張っても意味がないと途中で士気が落ちてしまう。年次によらず評価をしてくれれば、優秀な人材が離れていくのを防げるのに、と思う。 引用元:https://jobtalk.jp/companies/2511/answers/6624638
 
 
男性(30代前半、正社員、機械の生産・品質管理、主任クラス、年収1,100万)
平社員のうちは低めだがリーダー層に上がるとそれなりに給与UPが期待できる。成果だけではなくコンピテンシー評価もあり、後者の結果で基本給が左右される。
引用元:https://jobtalk.jp/companies/2511/answers?question_codes=earns
 
 
男性(20代後半、正社員、商品企画、年収550万)
そこそこはもらえるが、たくさんもらえるわけではない。生活に困るといったことはないが、贅沢をできるわけでもない。
家賃手当が出る人がものすごく条件がきびしい。田舎に実家がない限りはもらえないと思っておいたほうがいい。 引用元:https://jobtalk.jp/companies/2511/answers/6620110
 
 

日産社員の「入社後のギャップ」口コミ評判

(中略)本社として日本から他国拠点に連携のお願いをすると、「こっちはこっちの好きなようにやりたいから嫌だ」</spanと論理的な理由もなく断られることがよくあります。
引用元:https://jobtalk.jp/companies/2511/answers/6253693
 
 
賃金バンドと昇給テーブルのバランスの悪さにより、院卒はすぐに学部卒、専門卒に追いつかれるためメリットを感じない。もちろん研究等の経験による論理性などのスキル面でも優位性はあるが、高評価をとっても昇給しない限り賃金には反映されない。
引用元:https://jobtalk.jp/companies/2511/answers/5987814
 
 
良くも悪くもドライな社風だと思う。良い意味では無意味な人間関係のしがらみがなく、悪い意味では各自の仕事範囲外は知らないよ、という態度をとる人も一定数存在する。
引用元:https://jobtalk.jp/companies/2511/answers/6192778
 
 

日産自動車の「マイノリティ採用」取り組みはどう?

LGBTQ+への取り組み
日産では、LGBTQ+の当事者にとって働きやすい職場を目指し、全従業員が性自認、性的指向の多様性について理解促進を進める風土醸成と、本人向けの制度・設備の充実、そして社会への発信の3つの柱で活動に取り組んでいます。 引用元:https://www.nissan-global.com/JP/SUSTAINABILITY/LIBRARY/SR/2023/ASSETS/PDF/ESGDB23_J_P079-090.pdf
 
 
昨今、障害者や性的マイノリティに当てはまる方々の働く権利や必要な制度について理解を深める「インクルーシブな社会づくり」の一環として、企業が積極的に就労支援や情報発信を行う様子が顕著に見られますが、日産自動車もグローバル企業と謳われるだけあって、色々と関わっているようですね。

 
間近な活動では、2032年末に早稲田大学GSセンター主催で行われたイベント「LGBTQ+&かもしれない人のための就活・就労」にて、「PRIDE指標GOLDを7年連続して受賞している日産自動車株式会社の取り組み」が紹介されたそうなので、マイノリティ採用に興味がある方、或いは、ご自身がマイノリティに当てはまる方は、以下を参考にしてみてください。
参考本:https://note.com/gscenter/n/n4136cb33ef82?sub_rt=share_h
 
 
 

【まとめ】日産自動車の新卒募集要項と就職を目指す方へのポイントを整理

日産自動車への25年入社募集要項は以下の通りです。

 
 
募集要項
  • 事務系職種
  • 技術系・技能系職種:テクニカルエンジニア職、生産技能職
※2つのコースの併願は出来ない
応募資格
  • 日本国内外の大学or大学院を2022年4月~2025年9月までに卒業・終了(見込み)
  • 高等専門学校or大学校を2022年4月~2025年3月までに卒業(見込み)
※新卒採用の対象は入社時点で既卒3年以内
初任給
  • 博士了:月給 288,000円
  • 修士了:月給 256,000円
  • 学部卒:月給 230,000円
  • 高専卒:月給 196,300円
※2023年度実績初任給
勤務時間 8時間
※事業所によって異なる
勤務地
  • グローバル本社:横浜
  • 日産テクニカルセンター:厚木
  • 開発拠点:厚木、追浜、栃木
  • 工場:横浜、追浜、栃木、九州
  • ほか
参考本:https://www.nissanmotor.jobs/japan/NE/recruit/requirements.html
 
 
また、今回のポイントを以下にまとめたので、自動車業界への就職、特に日産自動車の企業分析をほかとは異なる視点で見たいという方の参考になれば幸いです。

 
 
  • 初任給は大学院卒が高い割に「学歴があるからといって優遇されるわけではない」「むしろ技術力が高い専門校卒のほうが圧倒的に有利で追い抜かれる可能性が高い」との声があがっていることから、企業側が提示する数字をそのまま信用しないほうが逆に安全ではある
  • 「やりがい」に関しては事業所や職種によって大きく異なるようで、特に入社後、職場環境に大きなギャップを感じたとの口コミが多く見られたことから、拠点同士の揉め事が多く、とにもかくにも自分に適した職場に就ければ御の字、といったところだろうか
  • マイノリティ採用に積極的で賞も連続受賞していることから、休暇や手当といった基本的な権利に関しては正当に補償されている可能性が高いものの、「マイノリティ当事者の声」が見られない限りはなんとも言えない

copyright© ショクビュー all rights reserved.