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三菱UFJ銀行は中途のほうが採用されやすい?!メガバンクに転職したら年収はどうなる??

三菱UFJ銀行は中途のほうが採用されやすい?!メガバンクに転職したら年収はどうなる??

この記事は、

 
  • メガバンクの新卒採用人数削減、中途採用人数増加について、三菱UFJ銀行の中途採用を例に考える
  • 三菱UFJ銀行が提示する中途採用の条件(キャリア・年収ほか)
 
以上について考察をまとめた内容になります。

 
この記事は以下の方にお勧めです。

 
  • 三菱UFJ銀行への転職事情を把握したい
  • メガバンクの採用について最近の傾向を知っておきたい
 
 
 

揺れるメガバンクの採用事情…三菱UFJ銀行を例に考える


2019年4月、ネットニュースに「4月入社の新卒採用数を45%削減へ 三菱UFJ銀行が方針固める」との見出しの記事がUPされました。

 
引用元:https://news.livedoor.com/article/detail/16251559/
 
引用元の記事によると、「合併後に採用人数がピークだった2019年以降、業務効率を求められるなか、必要な行員数の規模を縮小させていく見通し」と記載されています。

 
その後、2023年5月に入り、日本経済新聞より以下のニュースがUPされました。

 
3メガバンクが中途採用を大幅に増やす。2023年度は少なくとも計770人と21年度実績比4.5倍に急増する。新卒を含む採用全体に占める比率も4割に迫り、三菱UFJ銀行は24年度にも中途の採用数を新卒とほぼ同水準にする方針だ。デジタル分野などで即戦力となる人材を集めており、新卒中心だった3メガ銀の採用は転機を迎えている。

 
引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB04B5Q0U3A400C2000000/
 
 

中途と新卒の採用比率を比較してみた

中途採用比率について三菱UFJ銀行公式サイトを確認したところ、以下のデータが掲載されていました。

 
  • 2019年度:9.6%
  • 2020年度:16.4%
  • 2021年度 18.1%
  • 2022年度 45.7%
 
参考元:https://www.mysite.bk.mufg.jp/career/recruit/index.html
 
新卒採用数削減のニュースが出た時期が2019年なので、それ以降確実に中途採用比率の数字が伸びていることから、「中途採用を大幅に増やす」の裏付けがここでとれます。

 
一方、新卒採用比率の確認がとれなかったものの、以下2022~2023年にUPされた記事に、新卒採用人数削減の明確な数字が掲載されていました。

 
23年卒採用の22年比減少率が最も大きいのは三菱UFJ銀行で、22年4月の実績より16%少ない320人を計画する。このうち総合職は270人、ビジネス・スペシャリスト(BS)職と呼ぶ一般職を50人とする予定だ。(中略)三菱UFJは人材の奪い合いとなっている金融工学やシステムに強い学生をひき付けるため、大卒1年目から初任給が1000万円以上となる可能性のある人材の採用を22年4月に続けて実施する。
引用元:https://career.nikkei.com/nikkei-pickup/002020/
 
「人材の奪い合い」が最も顕著な三菱UFJ銀行は、新卒に対し求めるスキルに「金融工学やシステムに強い学生」を提示、さらに「初任給が1000万円以上となる可能性のある人材」という高度な条件をつきつけていることから、新卒はまず間違いなくふるいにかけられるでしょう。
 
シンプルに考えれば、三菱UFJ銀行が提示するスキルを持った中途採用のほうが圧倒的に有利そうですが、では具体的にはどういった人材が採用されやすいのでしょう?新卒採用と同様「金融工学やシステムの強さ」が求められるのでしょうか?

 
 
 

三菱UFJ銀行に中途で入社するなら最低でも所有すべきスキルとは?


まずひとつ確実なのは、マイナンバー制度などITを活用し各種個人情報を申請する方法が台頭してきたことで、今後「デジタル領域の採用拡大」はますます勢いを増すという点です。
 
また、技術や経験が乏しい新卒を多く雇ったとしても、充分なスキルが身につくまで待ってはいられませんし、その分人件費もかさんでしまう…そう考えると、メガバンクが中途を重用しがちなのも頷けます。

 
では、三菱UFJ銀行を例に、中途に求められるスキルについて、以下、「デジタル領域の採用を拡大する背景」について記載された記事を参考に考えていきましょう。

 
  • デジタル領域の採用を拡大する背景には、銀行業界をめぐる事業環境やビジネスモデルの変化がある
  • 銀行業界は決済や諸手続きのオンライン化が急速に進み、ウェブを通じた顧客との接点増加によって、サービスのデジタルシフト、サイバーセキュリティーへの対応などが求められている
  • 銀行法改正でITシステムの販売やデータビジネスなど銀行ができる業務が拡大
引用元:https://newswitch.jp/p/36616
 
昨今銀行サービスがデジタルシフトされた背景には、銀行法改正によって様々な可能性が開かれたものの、手続き上ウェブで顧客との接点を持たなければならず、そのためサイバーセキュリティーに精通した人物の早急な採用が求められる…というところでしょうか。

 
単純なイメージでは、デジタルマーケティングが得意な人材などは昨今のウェブ事情に広く精通していそうですが、それと並行して、顧客の個人情報保護方法を新しく構築しなおさなければデジタル領域への適応は困難だと考えると、やはりサイバーセキュリティ強化や法律に詳しい人材確保も迅速に進めなければならないのでは。
 
 
 

最後に、三菱UFJ銀行に中途入社した場合の年収を確認


近年のメガバンクの採用傾向について三菱UFJ銀行を例に考えていきましたが、中途採用増加の背景が見えてきたところで肝心の「年収」が分からなければ、具体的なイメージが掴みにくいと思います。

 
以上について調べてみたところ、世間の「メガバンクの年収は安定して高い」という声とは若干異なり、三菱UFJ銀行の場合「比較的安め」のようです。
 
仮に三菱UFJ銀行が社員に対し年功序列を取っているのであれば、社歴が上がるごとに年収もUPするでしょう。

 
が、なによりもデジタルの最新知識やキャリアを重んじる昨今の傾向では、やはり社歴以上に「社員の経験と知識が問われる」と考えると、今後の動き次第で大きく変化していく可能性が高いと推測します。
 

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